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プロフィール

ゆめのゆき

Author:ゆめのゆき
3匹の猫と暮らしています。
小学校の図書室でボランティア5年目。
子供の頃から本好きで、編集者やイラストレーターの経験もあり。娘の幼稚園で絵本サークルを立ち上げ、小学校でも6年間、読み聞かせボランティアをしてきました。今は特別支援学級の子ども達に読み聞かせする機会をいただき、楽しませていただいています。子ども達は可愛いです♪
イギリスのファンタジー、マザーグース、アリスの本と黄金期のイラストレーターの絵本は、かなりコレクションしています。
少女マンガも好きな作家さんの本はコレクションしています。

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女流画家ゲアダ・ヴィーイナと「謎のモデル」 ~アール・デコのうもれた美女画~

Category : 読んだ本


映画「リリーのすべて」を観て、本物のゲルダの絵がとても見たくなり、調べてみたら、荒俣宏さんがこの本を出したばかりというので即注文。
本文に入る前のカラー口絵がなんと58ページもあり、ゲルダの絵がいきなりたくさん見られる。ゲルダと、女装したリリーの写真も。
映画の原作となった小説は、夫である風景画家アイナーが、肖像画家の妻ゲルダの急にこられなくなったモデル代わりに女性のドレスを身体にあてたことで女性性に目覚める。その後女装の夫をモデルに描いた絵が売れ、ゲルダは売れっ子画家になるが、ついには夫はリリーとして生きるため性適合手術を受けることになる。ゲルダはリリーを最後までサポートしていくと言う実在の夫婦の物語である。
実際のゲルダの絵をみると、確かに見覚えのあるような。。同じデンマークの挿絵画家、カイ・ニールセンの雰囲気と似たものを感じる。美しくも神秘的で、荒俣氏も書いているように、ちょっと少女マンガ的な雰囲気もあり、ニールセンやあるいはアーサー・ラッカム、エドマンド・デュラックのように幻想挿絵画家として名を残したかもしれない。
しかし、彼女の絵のテーマはファッションプレートや広告といったイラストレーションから、リリーをモデルとしたエロティックガールズアートと言う方向で売れることになる。映画ではタマラ・ド・レンピッカ風に見えたのだが、この本では大きくはないがたくさんの荒俣氏のコレクションが見られるのが嬉しい。
本文も映画では描かれなかった画家夫婦の話がたくさん書かれていて、とても興味深い。












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『不思議の国のアリス』の家

Category : 読んだ本
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『不思議の国のアリス』の家
ヴァネッサ・テイト 柏書房 2015年9月

2015年は『不思議の国のアリス』出版から150年という記念イヤーで、関連書や新訳など出版ラッシュになるのでは?と思っていたが、実はそれほどでもなく、キャラクター、アイコンとしての「アリス」関連書が多かった印象。
この本は、アリス・リデルの曾孫による「不思議の国のアリス」誕生秘話を小説に書いたものだというので、アリスファンなら読まないわけにはいかないでしょう。

リデル家3人姉妹(ロリーナ、アリス、イーディス)の家庭教師メアリの視点から描かれているというのがちょっと意外な気がした。
クライストチャーチの学寮長だったヘンリー・リデルの一家は大学の構内に住み、その子ども達の家庭教師という立場にメアリは誇りを持っている。
3姉妹を可愛がり、しょっちゅうリデル家に出入りする数学教師のチャールズ・ラトウィッジ・ドッドスン(ルイス・キャロル)は、姉妹にお話を聞かせたり、写真を撮ったり、ピクニックに連れ出したりしている。
そんなドッドスンは3姉妹との時間を過ごしたいがために(母親に許可をもらわないといけないため)メアリをある意味利用していた(本人は意識していない)が、メアリは自分に気があると勘違いしてしまう(実際にオックスフォードの噂になり、ドッドスンは心外だったようだ)。

アリスの曾孫としては、キャロルのロリコン説、とりわけアリスへの求婚説に異を唱える形にしたかったということか。
メアリの視点なので、アリスはちょっと嫌な子に描かれている。メアリのアリスに対する仕打ちの描写はショッキングな部分も。

作者のあとがきによれば、メアリは、何年もリデル家の家庭教師を続け、後にオックスフォードの一流ホテルのオーナーと結婚したというので、心からほっとした。
あと、事実と虚構についても記されていて、なかなか興味深い。
タイトルの原題は「The Looking Glass House」。「鏡の国のアリスの家」というものだが、やはり「不思議の国のアリス」を使った方がわかりやすいからであろう。
ヴィクトリア朝のオックスフォードと登場人物がリアルに描かれている佳作。


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絵本「旅猫リポート」

Category : 読んだ本
やられました!これって反則?!

有川浩ってラノベの旗手でしょ?というくらいで今まで読んだ事もなかった。さとうさとる、村上勉コンビのコロボックルもちゃんと読んだ事ないし、思い入れもない。でもこの組み合わせが異色なことはわかる。
両方とも大変コアなファンがついていそうなのは、周囲を見れば容易にわかる。しかしそれぞれのファン層年代は親子ほど離れているのではないか?
でも、有川さんが「だれも知らない小さな国」の続編を書いたという話(さとうさとる氏に要請された?)は「王様のブランチ」だったかでインタビューを聞いて、へぇ、とちょっと興味を持ったので、たまたま知ったこの本を図書館で予約。
予約者多数で数ヶ月待ってやっと読めましたが。。

猫好きには涙なくして読めないでしょう?
なに、このストーリー展開。これでどうやって納めるんだろうかと思ってたら、そんな話だったの?
さとると猫のナナ(男の子)のロードストーリーということなんだけど。

ナナという男の子の猫はうちにもいたので、もうそこからグイグイ入り込めました。
その子はうちのぴっちが産んだ5匹の子猫のうちの1匹だったのだけど、5匹のうちの3匹が同じトラ猫で、いちばん身体的特徴がなくて、呼び名がなかったので名無しのナナ、みたいなヒドい命名でしたが、娘の友達の家にもらわれて、名前は新しい飼い主さんにつけてもらえばいいと思っていたけどナナのまんま、とても幸せに暮らしています。

これは絵本版で、元の小説版があるそうですが、全く話を知らないで電車の中で読んだので、ラストに向かって泣けて困った。
コロボックルもちょっと顔を出すので、そっちも読んでみようかなぁと思ってしまいました。




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