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プロフィール

ゆめのゆき

Author:ゆめのゆき
3匹の猫と暮らしています。
小学校の図書室でボランティア5年目。
子供の頃から本好きで、編集者やイラストレーターの経験もあり。娘の幼稚園で絵本サークルを立ち上げ、小学校でも6年間、読み聞かせボランティアをしてきました。今は特別支援学級の子ども達に読み聞かせする機会をいただき、楽しませていただいています。子ども達は可愛いです♪
イギリスのファンタジー、マザーグース、アリスの本と黄金期のイラストレーターの絵本は、かなりコレクションしています。
少女マンガも好きな作家さんの本はコレクションしています。

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調布市立図書館50周年記念企画展

Category : 美術展・展覧会
大きくなったら

ブラックバンバン

西野先生

いつもお世話になっている図書館の50周年企画展に、一昨年11月に84歳でお亡くなりになった西野みのり先生の展示会をしてくださることになり、娘の小学校の読み聞かせのお仲間からお声がかかり、お手伝いをすることになりました。
企画を持ち込んだ絵本作家の津田櫓冬さんはじめメンバーの平均年齢も先生と近く、しかし熱意は素晴らしく、子ども世代のわたしたちの力が必要とのことで、これは引き受けないわけにはいかず、昨年から準備を進めてきました。
教師時代、そして退職後も続けられた公民館や児童館、そしてわが小学校での読み聞かせや「語り」、手作り絵本の会での絵本や紙芝居の作品群、図書館民営化に反対するグループの連絡役、韓国語の会や自然の会などなど。。自立して地域に生きるお手本として、先生の足跡をそれぞれの会が紹介するという形。

今日から3日間、ちょうど市民ギャラリーの空きがあったところで展示をさせていただきました。

オープニングには先生も習っていた「南京玉簾」のパフォーマンスやお話会、紙芝居など、図書館長さんはじめ、図書館の職員の方々、先生のお仲間や教え子など、大勢の方が集まりました。
一番乗りで見えたのは山花郁子さん(故・山花貞夫氏のお姉様)でした。

わたしたちもかつてのお仲間にチラシを渡したり、メールを送ったりとお声をかけて、今日も何人もいらしていただき、先生のお人柄を懐かしみました。
立派になった息子さん(娘の同級生!)といっしょにお花をもってきてくださった方も。。
私は今も小学校で図書ボランティアとして読み聞かせを続けていて、現役のおかあさんたちにもお声をかけたら来てくださって、いろいろお話をさせていただきよかったです。今はボランティアの人数も少なくなってしまったとのことですが、無理のないような形でいいので、ぜひ続けていってねと話しました。図書室もたくさん使ってくださいねと。
とてもすてきな時間でした。

あと2日ですが、たくさんの方とお会いできますように。 明後日は、私も先生自作の紙芝居を演じさせていただきます。

↓ 図書館のサイト、PDFでチラシが見られます。
「こどもとよりそって60年・西野みのりののこしたもの」展
https://www.lib.city.chofu.tokyo.jp/infoevent;jsessionid=9E67B8C74A0AEE5BC244F9BBF935A511?0&pid=2292


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ベンおじさんのふしぎなシャツ

Category : 読み聞かせ
シュザン・ボスハウベェルス作/ルース・リプハーヘ絵/久保谷洋・訳 朝日学生新聞社刊

今回も酉年にちなんだ(?)お話です。
オランダの若い絵本作家の作品です。
動物好きの男の子、ヨーゼフは動物が飼いたいのですが、ママが許してくれません。
ある日、たくさんのニワトリとともに農園を営むベンおじさんが訪ねてきます。
ちょっと変わったおじさんだけど、ヨーゼフは大好き。ママとパパはちょっと煙たく思ってるみたいだけど。
おじさんがジャケットを脱ぐと、碁盤目模様にカラフルな色のひよこがびっしり描かれている変わったシャツを着ています。
ここで子どもたち、もう気がつきます!
シャツからひよこがポロポロとぬけだしています。
次の場面では、みんなもう大騒ぎ!
ひよこたちがシャツからとびだして、部屋中に!
ヨーゼフは大喜びですが、ママに気づかれたら大変です。ベンおじさんが指笛を吹くと、ひよこたちはあわててシャツの中に戻ります。いやいや、面白い発想ですね〜〜
そしておじさんが帰る時間になり。。タクシーに乗るところまで家族で送って行くのですが、ここでも子どもたちの中には気がつく子も。気がつくように、ちょっと声をかけます。「あれ?なんか変じゃない?」って。
おじさんの背中の真ん中にひよこが1羽いないところが。。
おじさんを送って部屋に戻ると、窓の外に1羽の黒いひよこが!
ヨーゼフは喜んで、両親に飼っていいでしょう?とお願いします。
両親も許してくれて、ヨーゼフの願いが叶いました。
最後の場面では、黒いひよこが大きくなって卵を産んでいます。よかったね。
楽しい絵本です。オススメです♪


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スースーとネルネル

Category : 読み聞かせ
荒井良二 偕成社刊 1996

荒井良二さんの作品は不思議な雰囲気がありますね。色彩はビビットで明るい感じなんですが、ちょっとつかみどころがないような感じもあって。
だいぶ前ですが、うちの近所で本屋さん主催のイベントがあり、荒井良二さんのライブペインティングがありました。大きなパネルに次々と思いついた絵を描いていくのですが、最後にはグレーになってしまい。。子どもがいろんな色を使いたくて混ぜているうちにどす黒くなってしまうような、あの感覚に近いなぁ〜と。あまり計算せず、気分のおもむくままに描いてらっしゃるようでした。

この絵本も、表紙は明るい荒井さんがよく使う黄色をバックに、ビビットで音楽が聞こえてきそうで楽しそうな雰囲気です。
表紙を開けると、スモーキーグリーンの見返しに白抜きで描かれた大男がひもをひっぱりあかりを消しています。
さらにページをめくるとスースーとネルネルの兄妹の部屋、スースーがスタンドの電気を消しています。
ベッドに入っておやすみといいあう2人。しかし部屋の明かりを消してからおはなしをはじめます。
左のページではベッドに入って話している2人、右のページは星でいっぱいな窓の外を見ています。てことは空想の世界?
くるかなぁ、くるわよ、と続けるので、いったいなにが来るんだろう?とワクワク。。
ついにきたよきたよと、窓の外から夜が流れ込んできます!!大量の星ごとの夜空が。うひゃぁ〜〜
おばけみたいな時計の中に入りながら、ちょっと怖いね、とおにいちゃんのスースーがいえば、楽しいわよ!と妹のネルネルが言います。
それからは、なんというか自由すぎる空想の世界。お化け屋敷のようでもあるし、サーカスのようでもあるし、ハラハラドキドキで、おにいちゃんよりも妹のネルネルほうが大胆な感じ。
さんざん遊んで楽しんだ後には漆黒の闇。またおばけみたいな時計が現れて帰ってきます。
そして今度は本当に「おやすみ」
最後の見返しには大男の姿が消えて、電気のひもが残っています。本当の夜なんですね。
なんとも不思議なおはなしでした。
子ども達もスースーとネルネルに誘われて、いっしょに冒険した気分になったでしょうか?

ライブペインティングの写真を発掘しました。2006年5月でした。
荒井良二1

荒井良二2jpg


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ハンダのめんどりさがし

Category : 読み聞かせ
 アイリーン・ブラウン作/福本友美子訳 光村教育図書刊

新学期は始まっていますが、ブログの更新がなかなかできませんでした。
今年に入って初めての絵本は、酉年にちなんで、司書の先生オススメの1冊「ハンダのめんどりさがし」にしました。他の本もみせたら、子どもたちはこちらの方がいいといったので。
アフリカ、ケニヤの少女たちの鮮やかな色彩の表紙が目に飛び込んできます。
ハンダのおばあちゃんが飼っている黒いめんどりのモンディがいなくなってしまい、ハンダは友だちのアケヨといっしょに探しに行きます。
2ひきのチョウチョに出会うけど、モンディはいません。次に出会うのは、3匹のシマシマネズミ。でもモンディはいません。次に出会うのは4匹のトカゲ。でも、モンディはいません。
このあたりになると気がつく子も出てきますね。
そう、次はとっても鮮やかできれいなタイヨウチョウが5わ。でもモンディはいません。ふたりは偉いですね。いろんなものに出会っても、目的を見失わない。
6匹のコオロギ、7匹のウシガエル、8羽のヘラサギ。。。そろそろ心配になってきました。
もう帰ろうかとしたところ、9羽のムクドリが現れ。。。ピヨピヨという小さな声が聞こえて。。
そう、藪の中に見開きでモンディとひよこたちが10羽。2人の嬉しそうな表情が輝いています。おかあさんになったモンディの得意そうな顔ときたら!めでたしめでたし。
とても楽しい絵本ですね。
見返しに工夫があります。表紙をあけると、1羽のめんどり、2匹のチョウ。。。から9羽のムクドリがきれいな色の枠のなかに描かれています。お話が終わって、うしろの見返しは同じようにみえますが、それぞれの動物の下に1~10の数字が入っていて、最後には10羽のひよこが描かれています。最初の見返しではお話のラストがわからないようにちゃんと考えているのですね。とっても素敵な絵本だと思います。

今年も楽しいお話を届けて、子どもたちといっしょの時間を過ごしたいです。


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「この世界の片隅に」

Category : 映画・演劇
この世界の

2017年初めての日記です。
普段は図書ボランティアで行けない水曜日のレディスディ、「この世界の片隅に」観に行ってきました。
こうの史代さんの原作は読んでいませんでしたが、『夕凪の街 桜の国』が話題になって私も読みましたが、このちょっと懐かしい感じの(悪く言えば古い)絵柄、どこかで見たことあるなぁ。。と考えてたら、福音館書店の月刊誌「おおきなポケット」で、かっぱの女の子のマンガ描いてた人だ!と思い出しました。調べたら「かっぱのねね子」っていうのね。連載の一回分読んだだけですが、なにか印象に残っていて。単行本にはなってないようです。
話は「この世界・・」に戻りますが、広島で戦争のあの時代が舞台と聞いただけで、すぐに食指は動かなかったです。
でも、ネット上での評判を日々目にするうちに、やはり気になるように。。さべあのま先生など、クラウドファウンティングに参加した方々も。。
しかし、観た人の感想の中には、泣き過ぎたというようなものもあり。。またちょっと引く。。御涙頂戴はちょっと。。しかし、どうもそれだけではないような。。
それで、上映館も増え、ますます評判が高まってきたお正月開け早々、やっと腰を上げたのでした。
(例によって前置き長い。。)
スピード感を求める人にはいきなりゆっくりした感じにイライラしませんか?と眠くなりませんか?とちょっと心配。 いや私は全然大丈夫でした。
前のほうは若い人たちが多かったようですが、最後列の私の両隣は団塊の世代くらいのおじさん、そのお隣は戦争体験をしているであろうご婦人方でした。

絵を描くのが好きな、普段ぼーっとしてるといわれているすずさん、のんさんの声は、だんだん慣れるとよくなってきますね。文句もいわず、笑顔で乗り越えて行ってしまうような女の子。
今見ている風景が、すずさんの絵筆をもった手が表れて、絵を描いているように変わって行くシーンがちょっと意表をついて素敵でした。波頭がうさぎになってぴょんぴょんとぶところも素敵でした。
18歳で広島から呉にお嫁に行って、戦争が始まっても、見上げた空に飛行機がたくさんやってきて、爆弾が破裂するのも、いきなり絵筆と絵の具がでてきて、きれいな色彩の絵になってしまう。それも意表をつかれました。それが本物の爆弾の破片がピュンピュン飛んできて、パラパラと乾いた音になるのがものすごくリアルに感じてドキドキしてしまった。こんな感じなんだろうか? 製作者の中に誰一人戦中を経験した人はいないんじゃないかと思うけど、このリアルさは何? とっさに助けにきた義父がすずさんと姪の晴美ちゃんに覆い被さり守ってくれるけれど、動かなくなるので、そこは死と隣り合わせの状況、もしや。。とドキドキするけれど。。すずさんたちといっしょに緊張のあまり大泣きするところだった。これを笑いにもってくるとは、なんかすごい。
そう、緊張する場面でフェイントかけて笑わせる感じがなんだか不思議な面白さ。こういうのってあまりないよね。のんさんの声の腑抜けた感じがまたいいのね。
でも、つらい場面はやはり出てきます。ドキドキします。
前もって内容を知らなくてよかった。結果今まで経験したことのない世界を経験できた気がしています。これだけ長く生きて、いろいろなものを見聞きして、いいかげんデジャヴばっかりで飽き飽きしていたんだなぁと思います。もう描き尽くされていたと思っていた「戦争」「原爆」を、経験していない人たちによって作り上げたリアルに、これはきっと成功したからこれだけのヒットになったのかもしれないですね。
そうそう、コトリンゴさんの歌、軍歌(?)やとなり組の歌などがとってもソフトで優しくて、これまた意外な効果をあげていました。
まだの方はご覧になることをお勧めします。

観ていてハッとしたのは、連れ合いの母が呉に住んでいたこと、広島大学に勤務していたことがあり、原爆が落ちた日は朝から体調が悪く大学を休んだので命拾いをしたという連れ合いの父の名前が要一。すずさんの兄の名前が要一で同じだったので、なんだか縁を感じてしまったということもありました。連れ合いにも観てもらえたらいいのだけれど。

「この世界の片隅に」公式サイト
http://konosekai.jp


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